収穫した稲から籾殻（もみがら）を取り除くと玄米になります。

玄米から米ぬかや胚芽（はいが）を取り除き、胚乳の部分のみにしたものが白米です。

名前の「玄」は「うすぐらい色」を指し、白米に比べて薄い茶色がついているのが特徴です。

そのままの玄米は植物の種子の機能が残っており、土に植えるとやがて芽を出します。

商品として流通している玄米の多くは熱処理で乾燥させてあるため、発芽しない場合もあります。

玄米は健康食やダイエット食の中心的存在として取り上げられる事が多く、

栄養価に優れた食材として非常に人気です。

玄米食を取り入れる際は、無農薬の物を使うことをオススメします。

農薬を使用した稲の玄米には、内部に残留した農薬が含まれていることがあり、人体に悪影響を及ぼす危険性があります。

健康のために玄米食にしても、毒となる化学物質を一緒に摂取しては本末転倒です。

稲で残留した農薬が一番多く含まれる部分は外側の「籾」の部分で、次に「ヌカ層」です。

玄米はヌカ層を取り除かないため、白米に比べて農薬が残留する可能性が高いといわれます。

そのため、玄米食をお考えの方は、特別栽培や有機栽培など無農薬のものを選ぶことをオススメします。

セルローズなどの食物繊維が豊富なため腸の運動を助け、コレステロールや糖分、ダイオキシンなどの発がん物質を体外への排出を促す働きがあります。便秘解消や生活習慣病や心筋梗塞などの予防にも役立ちます。腸を綺麗にしたいときや、食生活の偏りが気になる方は玄米食で腸のリセットをオススメします。食物繊維が多い分、消化不良になる場合があるため、炊飯の前にしばらく水に漬けるなど調理法を工夫してみましょう。

ビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変えるのに必要不可欠です。 これが不足するとエネルギーに変換できなかった分の糖質が脂肪として体に溜まり、肥満の原因なるとも言えます。また、イライラする、疲れやすいと言った症状も現れます。肉中心の欧米型の食生活が主流になりつつある現代人が特に不足しがちな栄養素の１つです。

ビタミンEは「若返りのビタミン」とも言われ、ホルモンの分泌を促します。抗酸化作用によって血管の老化・血中コレステロールの酸化を防ぎ、血行をよくする働きがあり、動脈硬化や更年期症状の予防も期待できます。血流が良くなることで、肩こりや冷え性、肌荒れなどの対策に効果的です。

豊富な食物繊維とビタミンで健康的にダイエットが出来ます。玄米は白米に比べて硬いため、よく噛まなければならないのでインスリンの分泌を低く抑えられます。

食事をした後に体が温かくなる感覚を経験したことがあるでしょう。

これは食べたものがエネルギーに変換され、熱として体外へ放散される「体熱産生反応」と呼ばれる働きです。

これは玄米をよく噛む事で「ノルアドレナリン」というホルモンの分泌が促されることで起こります。体内でエネルギーを熱の生産に使うため、余分な糖質が体に溜まりにくく、ダイエットに繋がると言われています。

まさに玄米はダイエット食にピッタリと言えるでしょう。

①まず、玄米は硬いため、普通の白米よりも強めに洗いましょう。

（無農薬の場合、有害物質を気にする必要がないので洗うときも安心です。）

②摩擦により表面に小さなキズが入り、そこから水分が浸透するので炊き上がりが柔らかくなります。

③加えて、炊く前の数時間（2～3時間程）は水に漬けておきましょう。さらに食べやすくなります。

④玄米のみをたくさん食べ過ぎると消化不良を起こす恐れがあるので、慣れない内は白米2に対して玄米1の割合で炊くのがオススメです。

⑤炊くときに塩を少々（精製塩でなく自然塩一合に対して1g）入れて炊きましょう。

⑥玄米はカリウムが多く含まれるため、独特の苦みを塩に含まれるナトリウムで中和させると、より美味しく炊きあがります。

田植えから収穫まで無農薬で栽培、「最高の状態」に仕上げております。

お米の外観と品質を正確に判別できる「穀粒判別機」を使い、未熟米や被害粒、死米、着色粒、胴割れの有無をチェックしています。

無農薬米は害虫の被害を受ける可能性があるため、より正確性が高い電子機器を使うチェック方式を採用しました。

さらに、「食味計」で品質評価値、タンパクや水分、アミロース量も測定。様々な方面からのアプローチで、より良い無農薬玄米だけを選別していきます。

収穫後の無農薬玄米は低温冷蔵庫で保存。無農薬玄米の在庫管理も徹底しております。